関東財務局長(金商)第1756号
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2022年5月27日

相場の見立て・展望(5月27日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
米国株式市場がやや落ち着きを取り戻してきました。5月26日のNYダウは5日続伸し、前日比516.91ドル高の32637.19ドルでした。また、ナスダック総合株価指数は続伸し、同305.909ポイント高の11740.650ポイントでした。この日は、百貨店のメーシーズや1ドルショップのダラー・ツリーが26日朝に発表した四半期決算が市場予想を上回ったことが買い材料になりました。

また、米国の10年物国債利回り(米長期金利)の上昇も一服しています。これは5月9日には一時3.139%まで上昇していましたが、ピークアウトしました。5月26日の10年物国債利回りは前日比0.01%高い2.75%でした。足元で市場予想を下回る米経済指標が相次いでいることや、NYダウが5月26日まで5日続伸するなどで、投資家のリスク回避姿勢が和らいでいるようです。また、長期金利の低下は、高PERのグロース系ハイテク株にポジティブです。当然これは、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数への追い風です。

ですが、足元の日経平均の上値は重い状況が続いています。これに関しては、みずほ証券によると、年初からの日経平均の価格帯別売買代金は26500円~27000円が約70兆円と最も多いため、27000円から上の水準では、ヤレヤレ売りや、利益確定売りが出やすいようです。また、5月3週目(16日~20日)の投資部門別売買動向によれば、海外投資家による現物株の買越額は336億円にとどまるなど、海外勢による日本株買いが一巡したことも、上値が重くなった要因と観測されています。

実際、5月26日の米国株が堅調だったにもかかわらず、27日の日経平均の高値は26996.70円、終値は26781.68円と、27000円を超えることが出来ず、且つ、伸び悩みました。一言でいえば、「非常に膠着感の強い1日」でした。

このような状況を踏まえ、今後の日経平均のメインシナリオは、「5月12日の25688.11円~4月21日の27580.64円」での「横ばいトレンド(ボックス相場)」の継続です。前回の繰り返しとなりますが、ボックス相場でのお勧めは「逆張り」ですので、「上がれば弱気、下がれば強気」を徹底するべきと考えています。よって、買いに関しては、「押し目買い」、「突っ込み買い」に徹することで、リスク管理を行うべきだと思います。

ところで、27日の東証マザーズ指数は、前日比2.14ポイント(0.33%)安の645.11ポイントでした。前日のナスダック総合株価指数が続伸し、当日の日経平均が0.66%上昇したにもかかわらず、非常に弱い動きでした。高PERのグロース系小型株に買いを入れにくい局面が続いています。このため、物色に関しては、低PER、低PBR、高配当利回り、低PSRの好業績の大型株のうち、パーフェクトオーダーなど、チャートが良好で、さらに、信用倍率が低い銘柄に狙いを絞ることをお勧めします。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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