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2022年7月8日

相場の見立て・展望(7月8日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
前回の当コラムでは、“日経平均に関しては、少なくとも5日移動平均線を上回るまでは、下値模索が続くと考えています。”としました。実際の日経平均は7月7日に前日比382.88円高の26490.53円と、5日移動平均線(7日現在26222.22円)を上抜きました。また、5日移動平均線自体も、6日の26202.72円から上昇転換しました。このため、6月28日の27062.31円から7月1日の25841.75円までの調整は、7月7日の上昇で終了を決定づけたと考えます。同時に、7月1日の25841.75円を起点としたリバウンドが始まっているとみています。

なお、7月8日の終値は26517.19円でした。5日移動平均線(8日現在26338.53円)は上回っていますが、25日移動平均線(同26723.18円)、75日移動平均線(同26954.28円)、100日移動平均線(同26786.42円)を下回っています。このため概ね26700円~27000円はレジスタンスゾーンとして機能することでしょう。逆に、今後、このゾーンを上抜くようならば、まずは200日移動平均線(同27732.07円)を目指すと考えています。また、5日移動平均線を下回らない限り、現在発生中の上昇トレンドは継続するともみています。

それにしても、7月8日、安倍晋三元首相が奈良市内での演説中に銃撃されました。戦前じゃあるまいし、今の日本でこんな惨劇が起こるとは全くの想定外でした。日経平均の前引けは前日比379.29円高の26869.82円でしたが、午前11時半頃の銃撃報道で、投資家のリスク回避姿勢が強まり、後場寄りから売りが加速し、日経平均の上げ幅も縮小し、結局、終値は前日比26.66円(0.10%)高の26517.19円でした。

このような状況下、7月10日に参院選が投開票されます。メディアの事前予想では、与党・自民党が勝利するとのことです。事前予想通り参院選で与党・自民党が勝利すれば、岸田安定政権の誕生が確定します。当然それは、日本株にとってポジティブに作用することでしょう。

ところで、長期金利の指標である表面利率2.875%の米10年物国債の利回りは、6月14日には3.475%まで上昇しましたが、この3.475%でピークアウトして、7月7日は2.99%と、3%の大台を割り込んでいます。ちなみに、10年債利回りは6日に2.74%と5月下旬以来の低水準を付ける場面がありました。この米長期金利の低下は、株価指標で割高とされる高PERのグロース株には追い風です。一方、米長期金利の低下の主因は、FRBの金融引き締めによる、景気悪化懸念の強まりです。このため、景気敏感株には逆風と考えています。

また、世界的なインフレの元凶だった商品相場が変調しています。WTI原油先物は7月5日、1バレル99.50ドルと前営業日比8%下落し、4月下旬以来の安値を付けました。車部品や建材に使われる銅やアルミも急落しています。綿花や木材の価格も安くなっています。このため、資源・素材関連株の上値も重いとみています。

よって、当面の東京株式市場では、「2022年上期に売り叩かれたグロース株の逆襲の発生」を想定しています。テーマとしては、Web3.0、ブロックチェーン、NFTゲーム、バイオ、半導体、再生可能エネルギー、蓄電池、原発などに注目しています。これらのテーマに合致するグロース株を積極的に手掛けることをお勧めします。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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