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2023年12月15日

相場の見立て・展望(12月15日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
12月14日のNYダウは6日続伸し、前日比158.11ドル(0.42%)高の37248.35ドルと、連日で過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数も6日続伸し、同27.60ポイント(0.19%)高の14761.56ポイントと、2022年1月以来の高値で取引を終えました。そして、S&P500種株価指数も6日続伸し、同12.46ポイント(0.26%)高の4719.55ポイントと、2022年1月以来の高値で取引を終えました。

米長期金利の低下が好感されています。14日の米10年物国債利回りは前日比0.11%低い3.91%で取引を終えました。一時は3.88%と7月下旬以来の低水準を付ける場面がありました。長期金利の低下の主因は、早期利下げ観測の強まりです。FRBは、13日まで開いたFOMCで、3会合連続で政策金利の据え置きを決めました。これは大方の予想通りでした。しかしながら、FOMC参加者の政策金利見通しについて、2024年末の中央値は4.6%と、前回9月時点の5.1%から引き下げられました。さらに、パウエル議長はFOMC後の会見で、「政策金利は引き締め局面のピークに達しているか、それに近い水準にある」と述べました。これが米債券・株式市場にとっての「ポジティブサプライズ」となりました。

ですが、前日13日のNYダウが過去最高値を更新したにもかかわらず、14日の日経平均は前日比240.10円(0.73%)安の32686.25円と、4日ぶりに反落しました。これは円高進行が嫌気された結果です。14日の東京外国為替市場では、一時1ドル=140円台後半まで円高・ドル安進行しました。輸出採算悪化懸念が強まり、自動車など輸出関連株が売られ、日経平均を押し下げたのです。

ただし、15日の日経平均は前日比284.30円(0.87%)高の32970.55円と、大幅に反発しました。前日の米国株高に加え、東京外国為替市場で、円相場が下げ幅を広げた(円高が一服)ことが好感されました。また、14日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比2.7%高の4097ポイントと6日続伸し、2021年12月以来、2年ぶりに過去最高値を更新したことで、東京株式市場でも半導体関連が買われ、指数を押し上げました。

来週に関しては、18〜19日に日銀が金融政策決定会合を開催します。この会合が今年最後の重要イベントです。厚生労働省が12月8日発表した10月の毎月勤労統計調査によると、1人あたりの賃金は実質で前年同月比2.3%減でした。マイナスは19カ月連続です。つまり、物価高に賃金上昇が追いつかない状況が続いています。このため、今回の会合では、金融政策は現状を維持し、長短金利操作(YCC)やマイナス金利政策の解除は見送られる見通しです。政策決定会合を無事に通過するようなら「掉尾の一振(株価が年末の大納会に向けて上昇すること)」が十分期待できると考えています。

なお、12月15日は、米国では「クアドルプル・ウイッチング・デー」です。これを通過後は、多くの海外投資家は本格的にクリスマス休暇入りします。このため、来週以降の東京市場の流動性は大幅に低下することでしょう。同時に、個人投資家の市場での存在感が増すことになるとみています。新年の見通しに対する期待買いと年末の換金売りとが交錯し、年末特有の中小型株の「餅つき相場」の発生を期待しています。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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