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2024年4月26日

相場の見立て・展望(4月26日付)

情報のプロフェッショナル
藤井 英敏
4月25日のNYダウは続落し、前日比375.12ドル(0.97%)安の38085.80ドルでした。一時、706.54ドル安まで下落しました。ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、同100.99ポイント(0.64%)安の15611.76ポイントでした。第1四半期の米実質GDP速報値が「景気減速と根強いインフレ」を示し、「スタグフレーション」懸念が強まり株式が売られました。

米商務省が発表した2024年第1四半期の米実質GDP速報値は年率換算で前期比1.6%増と、伸びは前四半期の3.4%増から大幅に鈍化し、ほぼ2年ぶりの低い伸びとなりました。一方、1〜3月期の個人消費支出(PCE)物価指数では、食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが前期比年率で3.7%と、23年10〜12月期の2.0%を上回りました。インフレ懸念が強まり、米長期金利は一時4.73%と昨年11月以来の高水準を付けました。今回発表されたGDPを受け、「FRBが政策金利を引き下げる時期が後にずれ、年内の利下げ幅が市場の想定よりも縮まる、もしかしたらFRBは年内に利下げをしないかもしれない」との見方が強まっています。

米国金融市場が「インフレ再燃、若しくはスタグフレーション入り」を警戒して、3月下旬以降、不安定な動き(「株安・債券安」)を続けているため、日経平均も軟調な動きを続けています。日経平均については、3月22日に41087.75円の史上最高値を付けた後、4月19日には36733.06円まで下落しました。その後、24日に38460.08円まで戻したものの、25日には37604.23円まで売られる場面がありました。

終値ベースでは、24日は前日比907.92円高、25日は831.60円安となるなど、乱高下しています。26日は同306.28円(0.81%)高の37934.76円でしたが、日中値幅(高値と安値の値幅)は546.84円と、それなりに大きなものでした。26日に関しては、昼休み時間中に日銀会合の結果が発表され、日経平均は先物主導で後場寄り直後に38120円まで上昇したことが値幅の拡大に寄与しました。ちなみに、日銀は追加利上げを見送り、長期国債の買い入れについても現状維持としました。急速に円安が進む中で、注目されていた追加の利上げは見送られました。

ところで、投資部門別では、4月第3週(15〜19日)、海外投資家は先物を5422億円、現物を5924億円売り越しました。先物と現物株との合算では1兆1346億円の売り越しでした。一方、個人投資家の買い越しは9085億円と、それまで最高だった2023年3月第3週の7542億円を上回り、過去最高となりました。先物は2047億円買い越しました。先物と現物株との合算では1兆1132億円の買い越しでした。このように海外勢の大規模な売りを、個人が逆張り的に果敢に買い向かっています。

なお、4月19日申し込み時点の信用取引の買い残高(東京・名古屋2市場、制度信用と一般信用の合計)は4週連続で増え、4兆8645億円と、2006年6月以来およそ18年ぶりの高水準となっています。また、信用倍率は7.29倍と遡れる1994年12月以降で最高でした。一方、信用評価損益率はマイナス7.64%と1月19日時点のマイナス8.24%以来、3カ月ぶりの水準に悪化しています。やはり、足元の軟調相場で、信用買い方の手の内は相当悪化しています。よって、信用買い残の多い銘柄で、チャートが崩れた銘柄はアンタッチャブルです。

日本株全体については、4月に入ってから冴えない相場が続いています。しかしながら、現在の相場局面については、「中長期の上昇トレンドの中での短期的、且つ、健全な調整局面」との認識に変更はありません。よって、押し目形成場面では、弱気になることなく、「絶好の買い好機到来」と前向きに捉えた上で、「大胆かつ慎重な投資行動」をとっていただきたいと思っています。
情報のプロフェッショナル
藤井 英敏

カブ知恵代表取締役。
1989年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日興證券(現SMBC日興証券)に入社。前職のフィスコ(証券コード3807)では執行役員。フィスコを代表するマーケット・アナリストとして活躍。退職後に同社のIPOを経験。2005年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「宝島/夕刊フジ/ZAIオンライン/トレマガ/あるじゃん/ダイヤモンドマネー/マネーポスト/日経ビジネス/エコノミストマネーザイ」をはじめ多方面に活躍中。

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