関東財務局長(金商)第1756号
株式会社G&Dアドヴァイザーズ

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2022年7月1日

恐怖指数

投資調査部
成岡 順
今週の日経平均は先週末の米国株市場が大幅高となったことから月曜は窓を空けて寄り付いてその後も買いが続き上昇。

火曜も買いが優勢となって27000円の大台を回復させてきました。

この週前半2日の強さの背景にあったのは実質6月最終売買日で配当権利取り狙いの買いオーダーが主に地銀などを経由して入るということが分かっていたからだと思います。

このオーダーが入ることが分かっていたことからこの日までは買いで取れやすい状況であり、そしてこの日を終えてしまえば今のこの経済状況を背景とすると新規で買いを入れて来るところはほとんどなく、

特に値がさのハイテク株など日経平均に影響を及ぼしやすい銘柄などには特に買いは入りづらい状況であることから水曜日の寄付きは火曜日の終値からギャップダウンした形で寄り付き、

もう既に火曜日の時点で空売りは仕込まれていたか、もしくはこの日の大引けにTOPIXのリバランスに伴うオーダーが大量に入ることが決まっていたのでこのオーダーに相対する感じで空売りを構築したのではないかと考えます。

水曜日の大引けはこのリバランスに伴うオーダーも入ったことから割と高くなりましたが、翌日は続落して寄り付くと寄り付きの値段を高値として終日売りが優勢な展開となり、大陰線で取引を終え、

本日は月初ということもあって朝は通常通り機関投資家からの買いが入ったことから少し高く始まりましたが、結局この買いしか入らず逆にまとまった売りが現物市場に出て26000円の大台を割り込んでしまいました。

結局225先物で25810円まで売られましたが、直近において出来高がMAXとなった17日のVWAPが25800円でしたので下げ止まるべきところでとりあえずは止まったと見ております。

振り返ってみると日経のVI値が水曜日に陰転しており、これがサインになったかもしれません。

本日の下落に関しては景気後退懸念が強まったなどと言われておりますが、先週末の金曜日の米国株の大幅高の要因とされたことはインフレがピークとなったとして金利が下落したことが好感されたわけですが、

本日に関しても金利が下落していたわけであり、経済指標の背景は高くなった時も安くなった時も同様です。

結局のところ何かしらのきっかけというものが今回に関しては日経のVI値に表れていたわけであり、こういう変化に違和感を感じてある程度警戒をすることが必要だと考えます。

今のマーケットの動きはかなり難しくなっておりますから中々説明はし辛いと思います。

インフレを抑えることと景気浮上は今はセットで対策はとれず、そして金利低下というところも好感される時もあればネガティブになることもあるわけです。

今の相場の強弱や方向性を示しやすい指標はVIX指数や日経VI値などの恐怖指数と呼ばれるものが一番だと考えます。

VIX指数は昨日のザラ場中で30台まで上昇する場面もあるなど高い水準であり、ここが20台前半まで下落してこないうちは安心感は出ませんので注意して行きたいと思いますが、

少し時間はかかりそうな感じがします。

行ったり来たり大きな動きが続いており疲れている方も多いと思われますが来週もよろしくお願い致します。
投資調査部
成岡 順

専門学校を卒業後、証券会社の株式部、所謂「場立ち」として就職。のちに東京証券取引所内での自己売買(株式ディーラー)として相場を闘い抜く。その後は準大手証券SMBC証券に移籍。オーバーナイトポジションは5億を超えるポジションで勝負。SMBC証券を退職後は中堅証券を2社渡り歩き、現在は株式会社G&Dアドヴァイザーズの投資助言者。

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