関東財務局長(金商)第1756号
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2022年7月15日

東京電力

投資調査部
成岡 順
今週は東京電力を巡る報道から株価はめちゃくちゃな動きを見せた。

事の発端は水曜日の大引け後に報じられた旧経営陣に対しての賠償責任訴訟の判決が下されたことでした。

その金額が13兆円とありえない金額であり、このこと自体は特に問題視されたとは思いませんが、

その訴訟の問題として挙がっていたことの一つに津波に対しての対策が施されていなったことがありました。

こういうことがここにきて表立ってしまうとやはりこのまますんなりと原発を再稼働させることは難しくなってしまい、

かなり現実味を帯びて来ていた原発の再稼働は再度遠のいたと取られたと思われ、翌日の株価が大きく崩れたことはこれが原因と考えておりました。

しかしながらその日の夕方6時過ぎに岸田首相が原発の再稼働を発表。

東京電力株の株価は時間外取引で大幅な上昇になりました。

この日の日中の東京電力株の動きを見ておりましたが、とにかく売り圧力は強く580円まで売られた後も中々戻ることを許さず何回も何回も売りに押される展開でした。

昨日までの強さであればもう少しリバウンドしてもおかしくないだろうと思いましたがかなりしつこく売られていたので原発再稼働の報道が出たことにより大幅上昇しているということに対してげんなりしました。

その前日の賠償報道に対してもそうです。

この日の大引けは出来高がMAXとなった7月4日のVWAP636円を上抜けて引けましたから翌日から再度高値を目指す動きに期待を持っておりました。

その矢先に賠償報道がされたわけです。しかも何故か15時に出されるというタイミングの良さ。悪さですかね。

この報道が出ることが用意されていたような気がしてなりません。

そしてしかも次の日の大引け後に原発再稼働が発表されたわけです。

前の日に期待して買っていた人は恐らく投げさせられたでしょう。PTSの株価を見てガッカリしたのではないかと思われます。

とにかく不自然な感じを受けます。

東京電力の旧経営陣に対しての13兆円の支払いを問う賠償責任裁判が行われているといった報道を目にすることはありませんでした。

判決が出た後に大きく報じられることになるぐらいなら事前にこういうことが行われていると報じる必要があるのではないかと。

こういうことからも憶測の範疇ですがこういう報道を利用する。もしくは出させる力というものを感じてしまいます。

そもそもこの判決をわざわざここにきて出す必要はあるのかなと。

それでもテクニカル的にはやはり7月4日のVWAPは今後も重要なポイントになると思います。

今回は一旦の上抜けがダマシみたいな形になりましたが、翌日の下落に対してはやはりこのラインを抜けて来なかったことから下に向かう力が強まったということになります。

もちろん報道が下落のきっかけになったことは間違いないと思いますが。

また下げ止まった570円台のところは7月4日に大幅高となる前にもみ合った直前3日のVWAPが581円、573円、571円でしたのでここは下値の抵抗帯として機能するところと考えます。

結局7月4日の大陽線の間での値動きが続いており、今後に大きなトレンドが形成されることになる時はこのレンジからどちらに離れていくかというところになりそうです。

ここのところ信用の売り残が増加して、買い残が減少しているところが単純に売り仕掛けなのかもしくは両建てしてどちらかの動きを狙っているのか。

とにかくまだ大きな動きが出ることを狙っていると考え、上記した節目のポイントを注意して注目していきたいと思います。

それでは来週もよろしくお願い致します。
投資調査部
成岡 順

専門学校を卒業後、証券会社の株式部、所謂「場立ち」として就職。のちに東京証券取引所内での自己売買(株式ディーラー)として相場を闘い抜く。その後は準大手証券SMBC証券に移籍。オーバーナイトポジションは5億を超えるポジションで勝負。SMBC証券を退職後は中堅証券を2社渡り歩き、現在は株式会社G&Dアドヴァイザーズの投資助言者。

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