関東財務局長(金商)第1756号
株式会社G&Dアドヴァイザーズ

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2022年12月30日

変化の年

投資調査部
成岡 順
今年の日経平均は12月に大きく売られてしまい本日も今年の相場の難しさを象徴するような終わり方になってしまいましたね。
12月は過去においても上昇するケースが多く、直近15年においての勝敗も11勝4敗とかなり分も良く、
今月が始まった時点では年足チャートも陽線で終われる感じも出ており、陽転となれば昨年までの上昇トレンドを引き継いで行けたと思いますが、
陰線で終えてしまったことでチャート的には上昇トレンドの終わりというサインになりかねません。
それでも安値は5年平均線でサポートされた形になっており、来年もこの5年平均線レベルの25000円を割り込んだとしても年末までにこのラインより上に戻るようであれば
大きくトレンドを変えることにはならないと思いますので来年1年の日経平均を見る上では25000円といったところが注目になると考えます。
日経平均の今年の4本値から来年のピボッドの数値を出しますと下値の第一抵抗が24100円、第二抵抗が22000円ですので24000円を割り込んでしまうと22000円辺りまで下落することもあるかもしれません。

日銀は金利を実質上げる政策に舵を切ったことから今までのマーケットとは大きく変化したと思います。
日経平均はこの発表を受けたとたんに1000円近く下落したわけですが、この発表をポジティブに受け止めた銘柄が銀行や保険株でした。
出来高を急増させてこの発表以降も買いは継続中です。
金利を上げたことが大きなインパクトを生み出しており、次の決定会合はかなり注目になりそうです。

現在政治が安定しないことがマーケットが落ち着かない要因と言えると思います。
安倍元首相が無くなってしまったことが見えないところでの統率力が無くなってしまい、制御不能ともいえる様な状況なのではないかなと。
このことが変化を生み出してしまった年であり、
とても残念ですがアベノミクス上昇トレンドの終わりの年になってしまったと思います。

今年も1年お世話になりましてありがとうございます。
来年も何卒よろしくお願い致します。
投資調査部
成岡 順

専門学校を卒業後、証券会社の株式部、所謂「場立ち」として就職。のちに東京証券取引所内での自己売買(株式ディーラー)として相場を闘い抜く。その後は準大手証券SMBC証券に移籍。オーバーナイトポジションは5億を超えるポジションで勝負。SMBC証券を退職後は中堅証券を2社渡り歩き、現在は株式会社G&Dアドヴァイザーズの投資助言者。

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