今週は欧米の金利先高観が薄れたことにより、
ハイテク、グロース株が大幅に上昇する動きになり、ナスダックの伸びが最大になりました。
NYダウは上昇一服です。
ナスダック、S&Pのチャートはレジスタンスラインを明確に上抜けて綺麗なチャートです。
金利安、ドル安が米企業にとって追い風になっており、
今晩、雇用統計の発表が控えているもののサプライズに繋がる可能性は低いと思われ、
それよりも昨日のECBが無事に通過したことの方が大きく、昨晩の勢いが継続するのではないかと見ております。
日経平均株価は27500円が重くのしかかっていましたが、本日はようやく27600円迄上昇し、
終値でも27500円台に乗せて取引を終えております。
指数的な重たさに関しましては先週にお伝えしました27500円のコールの建玉が大きいことが影響していると考えますが、
本日の動きや、下値の堅さを考えると需給的には売り方の厳しさも感じられ、SQ通過前に踏み上げてくる可能性もあるのではないかと考えます。
もし仮に抜けなかったとしてもある程度強さを保っていればSQで大きなポジションがリセットされると同時に指数は大きく上昇するのではないかと予想します。
決算発表も今のところ雰囲気は悪くないことも堅調さに繋がっていると考えます。
さて、先週も日経平均の週足ピボッド予想がかなりピッタリ来ていましたので今週もご参考迄に載せておきたいと思います。
27336.93~27785.10円→(強さが増すと28095.45円迄あるかもです。)
それでは来週もよろしくお願い致します。
2023年2月3日
来週前半か後半には

- 投資調査部
- 成岡 順

- 投資調査部
- 成岡 順
専門学校を卒業後、証券会社の株式部、所謂「場立ち」として就職。のちに東京証券取引所内での自己売買(株式ディーラー)として相場を闘い抜く。その後は準大手証券SMBC証券に移籍。オーバーナイトポジションは5億を超えるポジションで勝負。SMBC証券を退職後は中堅証券を2社渡り歩き、現在は株式会社G&Dアドヴァイザーズの投資助言者。
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。