こんにちは伊東です。
先週から今週にかけて何とか落ち着きを取り戻してきた株式市場ですが皆さま投資成績は如何でしょうか?
ここのところ個人投資家の間で騒がれているのが所謂「仕手株」しかも今回は「仕手株の暴落」です。
株式市場では何十年も前から良く有る事で、意外にも株式市場が得てしてダメな時しかも正常な株式に投資しづらい局面にこの様な銘柄がスターに踊り出る事が多くあります。
前回の夏場の下落時に実はスターだった銘柄は【7519】五洋インテックス、今回は【6467】ニチダイです。
どちらの銘柄も目を見張るほどの上昇率で皆様も羨ましくも恐怖感もあった事でしょう。
しかしながら上昇局面で参加したとえ数万円、数千円でも勝った方々は良いとして万が一高値で掴んで投げられなかった方々は是非とも今からお話することを今一度ご参考にして頂ければと思います。
現在【6467】ニチダイは下落中であり厳しい状況ですですがまだ高値から半値の値段を保っています正直可愛いものです。
ですが【7519】五洋インテックスをご覧ください高値から五分の一です、ここには簡単なトリックがあります、今回【7519】には嫌なニュースも当然ありましたが理屈は簡単です9月が高値ですから単なる6か月後の信用の高値の期日です。
今なぜこんなに投げられない投資家が増えてしまったのか?
現在非常に便利な手数料も安いネット証券を皆様お使いでしょうが昔であれば株式投資は証券会社の営業マンに注文を出していたものです。
ですのでこの様な銘柄に万が一引っ掛かってしまったり危険だと思われた時には営業マンから連絡があり投げましょうと問いかけの一つもありました。
また、証券会社の営業マンは手数料収入が主な収益源ですから投げて貰って他の銘柄を買い付けて貰えば手数料も発生します。
結果はどうにせよ「危ないもの」を素直に危ない、危険と言ってくれる人が存在したのです。
ですが、現在の皆様の投資環境はと言うとインターネットの掲示板やSNSなどの書き込みが主な情報源ですのでそんな否定的な方は我々のような投資助言者ぐらいしか存在しません。
このようなインターネットの掲示板やSNSは皆「ポジショントーク」です書き込む連中は自分の既に買っている銘柄などを必要以上に煽ります。
皆様も現在この様な情報を利用したり閲覧しているのであればくれぐれも「話半分以下」でご利用してください。
更にもし上記の2銘柄のような株式を手掛けるのであれば超短期で挑んでください。
大口に買い付け資金を投入した本尊は最後に買ってくれる連中がいなければ売り抜けることが出来ないことを今一度再確認してください。
一番最初に買って、一番最後に売る本尊など存在しませんのでくれぐれもご注意下さい。(そんなボランティア活動の仕手筋なんかいませんよ)笑
今のニチダイも今後数週間もみ合いを予想しますが6か月後は、、、、、(怖)
万が一今だこの様な株式を保有されていてどうして良いかわからない方がおりましたらお気軽にお電話ください。
話は長くなりましたが、相場は徐々に落ち着きを取り戻してきておりますのでここからの個別株相場に乗って参りましょう。
最後までお付き合い頂きました皆様に一銘柄のプレゼントです【6630】ヤーマン、美顔器の売れ行きは好調の様です、北の達人のイメージです。
それではまた来週お会いしましょう。
2018年3月31日
【3/31】仕手株の暴落
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。