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2022年6月17日

【6/17】農耕民族と狩猟民族

投資調査部部長
伊東 聡
こんにちは伊東です。

世界の金融緩和の終わりが、景気を押し上げた結果、賃金上昇に伴った物価の上昇からの利上げとここまでは良いのですが。

日本においては原油価格や世界の物価上昇と共に物価のみが上がり賃金はほぼそのままで、世界唯一のゼロ金利状態にもかかわらず株価のみが世界と右へ習えの状況となり下落と何とも歯がゆい状態が続きます。

漸くコロナも明け街には人も出てきており米国などから比べればスタートは遅かったものの経済行動は復活しようとしている最中の世界からの飛び火です。

日本の企業物価指数も約40年ぶりの上昇となり緩やかに賃金も上昇すれば何の問題の無かったのですが米国の物価上昇のペースが速すぎた事が何よりの不運な出来事だったのかもしれません。

アメリカ自体は国民全体が株価を意識しながら生活を行っている為株価の動向がもろに消費者行動に反映しその後の景気動向を占うのです。

一方の日本はと言えば国民の1割にも満たない人しか株などの動きはほぼ見ておらず経済=株式となっていないことが現状です。

株は一風変わった人がやるもの、そんなもんは博打の一環と思っている人が殆どで悲しい限りですが、まあ致し方ない部分もありますね、そもそも日本人は農耕民族的な考えでアメリカは狩猟民族と大きな違いがここにあります。

まだ賃金上昇も上昇していない国の物価だけでなく金利までもが上昇したら日本経済はがたがたになってしまいますね。

まあ今回の世界的な物価上昇の発端が中国のまき散らしたコロナで、ロシアのウクライナ侵攻が拍車をかけ原油価格や資源価格が高騰しその後の物流価格の上昇に拍車をかけたうえ食品までもが上昇とあまり喜び難い事実ですからね。

本日の日銀による発表が今後の株式市場を占う大事な場面になるかもしれませんのでしっかり精査しましょう。

株の世界では「夜明け前が一番暗い」とも言いますので明るい未来に向かってもらいたいですね。

【1333】マルハニチロ 
投資調査部部長
伊東 聡

東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」

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