こんにちは伊東です。
株式市場は甲子園も終わり夏枯れ相場も過ぎ去ったのですが、強い銘柄と弱気銘柄の二極化が鮮明となっております。
まず8月の相場は先物中心に日経平均225を揺さぶり、米国のイベントなどを逆手に下値叩き祭りが横行しそれにつられ個人投資家の小型株投げのバケツリレーが長引き結果新興市場株が売り込まれたと言う構図。
お盆明け以降は徐々に指数も売り叩きは終わり、売り過ぎた先物を買い戻すと言った動きが続きます。
日本株、特に先物指数は外資系証券の独壇場であり立ち向かう国内証券はほぼおもちゃにされるのみで乱高下に付き合わされ踊らされていると言った状態でしょう。
これまでの上昇相場は225先物を買い上げファストリと半導体の大型株で指数のみを押し上げる相場だったのですが、流石に8月の下落で大型ハイテクや半導体も一筋縄では行かない状態のようです。
ここで飛躍の一途を辿っているのがTOPIXで今や1990年7月以来の高値でバブル後最高値を更新しております。
建設業 は1996年以来の高値、TOPIX Large70最高値更新、日立 1988年高値超え最高値更新、UFJ 2007年以来の高値と本当は凄い相場なのです。
イメージとして日本の有名企業の株価が止まらないのです、古き良き時代の銘柄であり少し古臭い話をすれば昭和の株が高い。
そして悪い言い方をすればこれまで内部留保を高め、社員や株主の為に何も努力もせず創業家社長だけが私腹を肥やした企業の多くが高値更新と言うわけです。
この背景にあるのがズバリ「インフレ」「デフレ脱却」なのです、大手企業の株券を持ち、都市部に多くの土地を持ち、従業員の給与は渋り預貯金を多くためていたような企業の多くが上昇しているイメージなのです。
全てではありませんがこのような解釈で良いのかも知れません。
要するに物価が上昇すれば物の価値、土地や株の価値は上がりますのでこうした企業の株価は成長なくとも割安となリ加えて東証の新ルールです、逆に成長企業の様に借金がある状態が嫌われるのでしょう本当は成長力から見れば逆なんですが、、、
ですが投資たるものはやはり「長いものに物に巻かれる」のが一番です、何故なら日本株の売買シェアは海外投資家が約7割で小型が活況であれば個人も活躍しますがこんな状況では外人が買う銘柄しか目立ちませんので仕方ないですね。
何故、今更衰退しつつある建設や不動産、銀行なのかと不思議で一杯かも知れませんが「これが株」で「現実」ですね。
とにかく日本株は7.8月と指数も個別も迷走中で飛行機で言えば成田空港の出国ラッシュ時に飛行場の駐車場みたいなところをグルグル回っていた状態、そしていまようやく滑走路に入り飛び立つ瞬間でしょう。
飛び立てば株式市場なんかなんでも来るんです、そうなった時が素人にチャンスが来ますよ~誰でも儲かる相場が目の前です、さあ準備、準備。
それと最後に気になった銘柄が一つ、やはりすごい大谷翔平さん、好きなポテチを言っただけでww【2226】湖池屋 新たな大谷銘柄ですね。
それでは又来週お会いしましょう。
2023年9月1日
【9/1】二極化が鮮明

- 投資調査部部長
- 伊東 聡

- 投資調査部部長
- 伊東 聡
東京都出身。高校を卒業後、証券会社の場立ちを経験し取引所内での自己売買(ディーリング)からシステムに移行するまで当時の店頭株(ジャスダック)専門のトレーダーを経験。25年近い証券ディーラー人生。経歴や武勇伝は数知れず、5分で8000万円やられた経験の一方で、月に3億円近い利益を上げた経験も。「Yahooファイナンス」や夕刊フジ「株ワングランプリ」でも活躍。本人曰く「三度の飯より株が好き」
- 証券会社のディーリング部に在籍し、株式売買の経験があるものを証券ディーラーと呼称しています。